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「湖の国のかたち」講座 vol.03 平和で豊かな持続可能社会にむけて

2011.10.19

「湖の国のかたち」講座vol.03では、琵琶湖環境研究センター長の内藤正明氏をお招きしました。
現在、環境と調和した社会を再構築するために世界中で「持続可能社会」を目指そうとする試みが始まっています。今回の講座では「琵琶湖と滋賀の未来を描く」をテーマに、滋賀のこれからについてお話ししていただきました。

講座のようす


今回は滋賀県琵琶湖環境科学研究センター長の内藤正明先生にびわ湖博物館という最高のロケーションにてセミナーが開催されました。講師の内藤先生は、京都大学名誉教授・NPO法人循環共生社会システム研究所・鈴鹿カルチャーステーション名誉館長という役職もこなしながら、京都市や滋賀県の環境政策を支援されています。
低炭素都市会議など国際会議で基調講演を行う等、循環共生街づくりの世界的オピニオンリーダーです。人やもの・エネルギー等地域にあるものを社会資源として見直し、その力を最大に生かしていこうという流れも着実に広がりつつあります。
資源も自然も豊かな滋賀県ならではの持続可能な社会を構築するには、今までのエネルギーの使い方、暮らしの提案、まちづくり、コミュニティー、産業においてもこれからは持続可能な社会を実現できる選択か、よく見極めていかねばなりません。
「びわ湖に帆掛け舟を浮かべて通勤!」や、「渡り鳥の朱鷺にお越しいただける自然豊かなまちづくり」等生き物すべてがイキイキと暮らしていてるすべを、とてもユニークな角度からお話していただきました。
今、私たちの暮らしは大きな転機を迎えています。くしくも3月11日の震災一ヶ月前に、内藤先生のお話が伺え、とても参考になりました。著書に『持続可能な社会システム』(岩波書店 1998年)など。

交流会のようす


交流会も琵琶湖博物館内のレストランで行われました。お昼ご飯に、ブラックバス天丼をいただきました。初めて食べたという方も多く、「味も食感も思っていた以上においしい!」と声が上がっていました。食事のあとは、いくつかのグループに分かれ、『あなたの豊かさとはどんな事ですか?それを持続させるためには どんな事が必要ですか?』をテーマにディスカッションしました。それぞれ個人が滋賀県に対してどのような未来を重い描いているのか、想いを共有する良い機会となりました。

レストランとなりの展示室では、1月下旬より、湖の国のかたちの展示が行われていました。各社の紹介パネルや商品などで、湖の国のかたちをつくる会主要メンバーの各活動などを展示しました。