運営スタッフ

北川 陽子 yoko kitagawa (北川織物工場、ファブリカ村)

つくるよろこび。つかうたのしみ。
湖東地域は麻織物の産地です。いつまでも産地でものづくりを続けていたい。そのために今できることを考えたら、「場」をつくることに行き着きました。
ファブリカ村=素敵な「もの」「こと」「ひと」が集まるところ。人の手で大切に作られたものを、じっくり選び愛着を持って大切に長く使っていく買い方。こころ豊かな暮らし方をする人の輪が広がること。そんな場を目指し、私たちは今日も、ものづくりの思いを伝えています。
私が大切にしているのは滋賀ならではのものづくり。滋賀の豊かな自然や素敵なものからインスピレーションを受けた色やデザインを取り入れ、この地だからこそ表現できるテキスタイルをつくること。「湖の国のかたち」を追及します。

堤 忍 shinobu tsutsumi (株式会社 大鋼製鉄所)

心をつくして感謝を届けるものづくり
子供の頃、工場の片隅でいつも遊んでいました。機械の動く音や、油のにおい、手を真っ黒にして働いている人たち。ものづくりは人の手からうまれます。
私達は金属加工をしています。金属を切ったり曲げたり丸めたり。製造現場には年配も若い職人もいます。その若い職人達が、いつか手の枯れた職人となって若い人たちや子供達にものづくりの楽しさを伝えていってほしい。自分の手から生まれでる、自分自身の価値を見つめ感じてほしい。
冷たくてまっすぐな金属板を、試行錯誤しながら誰かの役に立つ“かたち”に仕上げていく幸せを届けていきたいのです。

嶋田 花織 kaori shimada (SHIMADA KAORI DESIGN)

・・・想いをかたちに・・・
滋賀県から医療・福祉の空間デザインを発信
病院建築に四半世紀たずさわり日本の病院、福祉施設のあり方をみつめてきました。
諸外国のコピーではない、日本ならではの空間を医療・福祉の世界で発信し続けたいと考えています。日本だから畳と和紙の発想ではなく、その地域に根づいている産業を巻き込んで医療と地域産業で町を活性化・・・高齢者とこどもが交わり・・・障がい者、その親も安心して暮らせる地域・・・
いろいろな夢をもった時期に“湖の国のかたち”に出会いました。
湖の国のかたちの会は異業種の方が集まり琵琶湖・滋賀県から活気あふれるモノづくりを、世界に向けて発信し続ける集団です。
想いをかたちに…夢を持たなければ夢は実現しません。あなたの夢も「湖の国」で育ててみませんか?

清原 みどり midori kiyohara (株式会社 清原)

つつむ≒つながる
私は見えないものにいつも包まれて生きていると思います。香りや音、言葉、そして人からの思いやり。喜びや悲しみを一緒に感じてもらえているという実感があるということは生きる元気を与えてくれます。包まれるということは、多分その中で大切な何かが育まれているのでしょうか。
ふくさは想いを包むもの。金品ずばりではなく、そこに「思いやり」を添えて人の手から手へ伝えます。それが「日本人の感性」です。そんな役割を果たしているふくさを、雄大な自然、水、生き物たちを包んでいる琵琶湖のそばでつくっているということを通じ、本当の「包む」を発信していきたいと思っています。

北川 順子 jyunko kitagawa (北川織物工場)

「つくる」を伝える
私は『つくり手』です。お客様が作品を手にとって、笑顔を見せてくださった時は素直にうれしい。その笑顔が見たくて、また次を作ろうと言う気持ちになれます。そのためには作り手が楽しめる環境が必要であり、それができるのが、豊かな自然、穏やかな人に囲まれた“湖の国”滋賀です。
つくるよろこびを知る→人に伝えたくなる→そして自分が作ったものは大事にする。それが「つくる」を伝えるということだと思います。
私達が幼いころにはそれが日常生活の中で当たり前だったことが、今はそうではないのです。ファブリカ村では、全くの他人の色々な年代の人が集まり、ものごとを伝えていこうとしています。そんな場所がもっともっと増えていってほしい。そうなればもっと笑顔が見られることでしょう。

寺本 哲子 noriko teramoto (個紋株式会社)

「湖の国のかたち」で感じる心を育てゆく
個紋とは、家紋の伝統を引き継いだ個人の紋章です。家紋の意匠、使い方を引き継ぎながらも、現代にあった用途とデザインを提案し創作していく新しい文化として注目を集めています。物質から心の時代へといわれる現在、精神性の高まりを感じさせる「個紋」は、企業や地域のシンボルマークなど個々の紋としてひろがっていくことでしょう。
「366日の花個紋」は四季折々の花を紋に象り、誕生日を祝福する紋として生まれました。そして、滋賀の個紋「水からはじまる湖の国のカタチ」は、滋賀と水をテーマに、創作した個紋です。
わたしたちは、「湖の国のかたち」の活動をとおして、これからも新しきモノ、コトを生み育て、感じるココロを育てていきたいと思います。